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ご挨拶

メディカル・インフォメーションセンター センター長 中島 直樹

メディカル・インフォメーションセンター
センター長

中島 直樹

九州大学病院のメディカル・インフォメーションセンター(MIC)は2013年に教員主体の医療情報部と事務部門主体の電算化推進室が統合され、誕生しました。電子カルテを中心とした病院情報システムの運用管理や定期的な更新による大学病院診療の安定・平滑な運用、医療安全確保が最大の任務です。その他に、病院ネットワークの管理、情報セキュリティの確保や啓発、データ2次利用の支援などの業務があります。2026年には九州大学病院別府病院の病院情報システムのIT統合を予定しており、日々の業務に勤しんでおります。

また、教員中心の活動として、医学研究院医療情報学講座(2023年度再設置)、大学本部のデータ駆動イノベーション推進本部に2023年度に新設置された健康医療DX(デジタルトランスフォーメーション)推進部門の3つの組織で協力しながら、以下を進めています。

  • 臨床観察研究の実施、支援、啓発(Clinical Observational Study Support System; COS3)、Real World Data活用の支援
  • 国の事業であるMID-NETへの協力や、がんゲノム医療拠点病院事業、臨床研究中核病院事業の運用支援
  • 各種臨床学会のデータベース事業などへの積極的な参加
  • 健康医療DXの研究・社会実装の推進
  • グローバルヘルス・ワンヘルスの啓発・推進
  • 健康医療介護情報の標準化の推進
  • 以上の健康医療データ活用に貢献することのできる人材の育成

政府が進める医療DXを客観的に評価しつつ、アカデミアの立場から日本の将来を考えて積極的に医療DXを実装し、患者・市民、そして大学病院スタッフのWell-Beingを追い求める研究を続けて参ります。